明神キャプテンの一言
AC長野パルセイロのキャプテン明神智和が雑誌のインタビューで重要な発言をしている。
テーマは「プロ生活23年の明神智和「引退を考えると正直、怖い。というか、不安」」である。
その中で「AC長野パルセイロへの移籍に際し、「現役を『やりたい』と思う自分の気持ち。『やれる』という自信。そして、僕を獲得してくれるチームがあるか」という3つの要素を自身に投げかけ、決断に踏み切ったという明神智和。その視線の先に見据えるのは、現時点での最大の目標だと言い切る”J2昇格”だ。」
J2昇格を目指すうえで大事なのは、「自分を含めた個の力を、チーム力にどうつなげていくか」。そのためにも、
「選手個々が”サッカー”に対して、あるいはプロサッカー選手として、マインドから変える必要がある」と明神は言う。
「パルセイロはJ3クラブの中でも数少ない、全選手がプロ契約をしているチームだと考えても、今の順位(14位。※取材時点)に納得していいはずがない。」
「なのに、正直(多くの選手が)サッカーでお金をもらっていることへの責任感、自覚がまだまだ薄いからか、上を目指せる環境にあるという状況に対して、どこか本気になり切れていない。ここで活躍すれば、1選手としてもっと上のステージにいける可能性もあるし、そうなればもっと痺(しび)れる瞬間を味わえるのに、そこを現実的に描けないからか、どこかJ3でプレーしていることに納得してしまっているようにも見える。
はっきりいって、このステージで活躍できなければ、プロとしての選手生命は終わってしまうのに、そこへの危機感もあまり感じられないですしね。そこを、僕も含めた全選手が見直さなければ、現状からは抜け出せないし、目標にも手が届かない。だからこそ、チーム全体がもっと”昇格”という目標に対する本気の覚悟をもって、向き合わなければいけないと感じています」」
明神キャプテン、よくぞここまで言ってくれたというのが実感。
この事は多くのパルサポがずっと感じていたことを明神キャプテンが代弁してくれた。
サポーターや評論家が語っているのとは訳が違う。
私はJ3が始まった2年目からサポになり、今年で4年目ですがホーム・アウェー戦かなり参戦してきたが、パルサポの応援はJ3でも屈指(多くの他サポからの評価:【アウェーサポの一言】でも皆さんが指摘している)の熱い応援をしてきている。
特にここぞという大事な試合での弱さ、ひ弱さをずっと感じていた。勝負所で絶対勝つという強い気持ちが見えない場面も見てきた。戦力はJ3屈指を備えながら(ずっと他から言われている)。
チームとして今は単純に弱い。個々の能力は別にしてチームが一つになってない。
やはりJ3の中では給与面やスタジアム、環境等考えてJ2中位以下と遜色ない又はそれ以上であると言われている。その現状が「昇格しなくてもいいんじゃないか」と思わせているのか。
自身に置き換えて考えてみると、J2昇格しても収入面・環境面でそれ程変わらず、試合数は増えフィジカル・メンタル的な疲労が増え降格もあるリーグへ本気で昇格したいかと思うかだ。
明神キャプテンの様に上カテゴリーの違う景色、素晴らしさを経験している選手が少ないため、昇格した場合のネガティブな側面が強調されているのでは。
上カテゴリーを知らない選手にJ2J1の素晴らしさをたくさん伝えて欲しい。キャプテンお願いします。
若い選手で個人でもJ2、J1へ昇格したいという高い目標を持っていれば、本気で昇格したいと思っている。
だが、自分の年齢・キャリアからJ2昇格したら契約切られたり、出場機会が無くなる等ネガテイブに考えると昇格せずに、現状のままでよしと考える事も有り得る。
キャプテンがこのタイミングでパルセイロの現状を語ったということは、どんな意味があるのだろうか。今まで沈黙していたキャプテンが今感じていることを語ることの意味?喝を入れ気持ちを一つにして後半の巻き返しを実現するためか。
何れにしても、この状況は今に始まったことではなく、少なくとも私が観戦始めてからずっと感じていた事なので、根は深い。
チーム内に絶対昇格したいと思っている選手と現状のままでよしと考えている選手が混在していては、チームとしての纏まりがない。
チーム・クラブとしての最大の目標が「J2昇格」であれば、そのチーム目標に同意・賛同できない選手であれば、パルセイロに在籍して欲しくない。
どんなに実力有る選手でもクラブ・チームの目標・方針と異なる方向を向いている選手は居るだけで悪影響を与える。このままJ3にいたいという選手は戦力外としなければ
変わることはできない。
この辺はクラブ・監督・キャプテンが選手其々に確認する必要が有ると思う。
サポーターはJ2昇格しなくてもいいと思っている人もいるだろうし、絶対昇格だと思っている人もいる。各自の思いも応援の仕方も自由だと思うが、
選手はクラブ・チームの目標・方針である「J2昇格」に真摯に従わなければならない。選手はクラブと契約し対価を得てこのチームに在籍している訳だから。
サポーターはクラブ・チームと何の契約もなくフリーな関係。
そこの所がクラブを挟んで選手とサポーターとの大きな違いだ。
どのように後半戦戦うのか、充分チーム内(監督・コーチ・選手)、GM、フロント併せて、具体的な対応・構想をどうするか。サポミでも聞いてみたい。
クラブ・チームの目標・方針に従い共に戦う選手だけにしないと、いつまでたっても昇格は難しいと思う。
私は絶対J2昇格したいと思い応援していきます!!
山雅とのダービー、町田、金沢、大分、山口、栃木、讃岐と戦いたい。
#acnp #AC長野パルセイロ #明神智和
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パルジョー (水曜日, 01 8月 2018 16:44)
明神キャプテンのインタビュー記事はスッと胸に入りました。
パルサポとしてずっと感じていた「選手は本気で昇格したいと思っているのか」の疑問の回答となる内容でしたね。
キャプテンとして思い切ってパルセイロの根深い問題を指摘した感じ。どうなっていくんだろうか?パルセイロは!
昇格したい選手だけで千尋の谷から駆け上がる本物の獅子として戦って欲しい。
sute (金曜日, 03 8月 2018 01:43)
>>昔も今も、自分がやっていることは変わっていないし、サッカーへの向き合い方、うまくなりたいという向上心、サッカーの楽しさも変わっていません。ステージが下がっても、若い選手のプレーを見て『ああ、そういうプレーもあるのか!』と学ぶこともたくさんある。
そう言うと、『J1でやっていた選手でも?』って驚かれるけど、僕はそうは思わない。これは、実際にJ3で戦って感じたことですが、J1とJ3の選手の違いって、結局、精度の高いプレーの成功の確率(の差)だと思うんです。J1の選手なら10回やって8回成功するプレーが、J3の選手は多くてその半分しか成功できない。
でも、できないわけでは決してないんですよ。だからこそ、そのいいプレーを自分が見逃さなければ、この舞台で学ぶことも、成長することもできる。そこは、自分の意識次第だと思っています。
この明神選手のサッカーに対する意識を、もっと他の選手も見習って欲しい。真似て欲しい。
選手がJ3でプレーしていることに満足しているとは思わないが、自分たちができるプレーを自分の中で限定してしまっていて、味方のいいプレーを見逃したりフイにしていることが多い。自分が高い確率でできるプレーばかり選択しているサッカーでは点を取れないし、失点を防ぐこともできない。
自分がいいプレーをする、味方のいいプレーを無駄にしない。少しでもそういうところを試合で見せて欲しいと思う。
パルジョー (金曜日, 03 8月 2018 08:24)
suteさんコメント有難うございます。
私もJ1とJ3の違いについてブログでも書いたし、実際生の試合(J1、J2、J3)を観てきて、やはり個の精度差だと思います。
このJ3の選手は個のレベルを上げて個人昇格でも上のカテゴリーへ行くことを目指すべきだし、サポはそういう選手を応援したいし、その姿を試合で観たい。他選手の良いプレーを盗んででも個のレベル上げる位の貪欲さハングリーさが必要なリーグだと思います。その個の集合体がチームだと思う。
J3は育成リーグですから、このリーグで満足しているような選手ばかりであれば、クラブ・チームの目標は達成できない。
やはり貪欲・ハングリーさをチームにもたらすにはどうすればよいのか。ここが明神キャプテン・監督・クラブの腕の見せ所だと思います。この部分についてサポは関われない。この実現を応援するしかない。