2020年前半戦終了

2020年9月23日(水) 前半戦終了し後半戦に向けて

 

J3は前半戦を終えて(延期になっている試合有り)秋田が首位を走っている。

熊本が2位、長野が3位で折り返した。

 

J3前半戦終了時の状況は以下の通り。

1位秋田:12勝0敗4分勝点40、得点27、失点4(得失差23)で独走

2位熊本:12勝3敗2分、勝点38、得点34、失点18(得失差16)

3位長野: 9勝3敗5分、勝点32、得点28、失点15(得失差13)

4位鳥取: 9勝5敗3分、勝点30、得点22、失点18(得失差4)

5位藤枝: 9勝6敗2分、勝点29、得点33、失点29(得失差4)

6位岐阜: 8勝4敗4分、勝点28、得点26、失点18(得失差8)

7位鹿児島:8勝6敗3分、勝点27、得点28、失点22(得失差6)

8位相模原:7勝5敗5分、勝点26、得点20、失点23(得失差ー3)

9位今治: 6勝4敗7分、勝点25、得点16、失点12(得失差4)

10位富山:  7勝6敗3分、勝点24、得点27、失点19(得失差8)

秋田、岐阜、富山が1試合少ない。秋田vs岐阜戦がこの中に含まれている。

3位以下は1試合で順位が変わる団子状態は続いている。

 

【昇格争い】

 

<秋田について>

ここまで無敗で乗り切ってきた一番の原動力は前回のブログでも載せた通り守備力

16試合経過して失点「4」という圧倒的な少なさ。

GK田中雄大選手の神懸かり的セーブ!堅守はDF韓、千田のCBと鈴木、鎌田、前線から齋藤中村のハイプレスのバランスの効いた守備。

 

直近5試合は3勝2分と当初の連勝は続いていない。中村が出場してないタイミングとリンクしている。中村が出場していた11試合では9勝2分中村が秋田の勝利を牽引してるのは明確。

 

中村不在中でも江口のキックが得点に絡んでいる。江口と中村が共存すると後半戦の秋田も大崩れはしないのではないかと感じる。どちらかが不在となると、後半戦苦しくなっていく。

 

あと観客人数水増しを6年も行っていた不祥事が明らかとなり、罰金のみで済むとは思えない。悪質であり村井チェアマンはJ2ライセンスを与えない厳しい裁定を下す可能性がある。

 

<熊本について>

 

熊本は1試合少ない秋田に勝点差「」で猛追している。

直近5試合は4勝1敗で2位維持。得点力はリーグ1位、失点は少ない方から4番目と攻守のバランスが良い

15節、16節と浅川選手が途中出場して勝利に貢献しラッキーボーイとして長野との敗戦を引きずらせずチームの雰囲気を高めた。

敗戦相手も秋田・岐阜・長野と昇格争いしている相手だったが、その他のチームに対しては引き分けが少なく勝利数が秋田と同じ

つまり得点力を背景に勝ちを拾う戦い方が出来ている。新加入の谷口・浅川新人高橋の貢献度が高い。

 

<長野について>

 

長野は前半戦の最終戦で勝利して直近5試合を4勝1分で鳥取を抜いて3位となった。

2位熊本とは勝点差「」、秋田とは「」(1試合少ない)の状況。

残り後半戦17試合で追い付き追い越す可能性は充分有る

得点力はリーグ3位、失点は少ない方から3番目と攻守のバランスが良い。

 

昨季のこの時期は最下位でパルセイロ史上最悪な戦績で前半を終えていた。

昨季の長野を数字で示すと…

前半戦:   3勝8敗6分勝点15、得点14、失点22(得失差-8

後半戦:10勝3敗4分、勝点34、得点21、失点12(得失差 

 

今季の前半戦は9勝3敗5分の勝点「32」昨季の後半戦の戦績に近い

 

今季の前半戦と昨季の後半戦を比較すると…

得点が21→28、失点が12→15、得失差9→13となり、得点力がアップして得失差の向上も明らかである。

対戦相手・選手も異なるので単純には比較出来ないが、傾向として数字が示すものは納得できる。

 

ちなみに今季前半戦最下位の讃岐と昨季前半戦最下位の長野を比較してみる。

 

讃岐…1勝10敗6分で勝点、得点14、失点26、得失差-12

長野…3勝 8敗6分勝点15、得点14、失点22(得失差-8

 

昨季の長野の前半戦と比べて得点は同じでも失点が多い。また勝利数が長野3勝に対し讃岐1勝という長野以上の苦しみを経験している。讃岐の選手個々は能力高いにも関わらずチームとしてのパワーが不足しているのでは。昨季前半戦の長野を思い出すだけで

讃岐の苦しみを理解できる。

 

 

<鳥取・藤枝・岐阜について>

 

鳥取】直近5試合を2勝3敗となり急ブレーキで4位となった。

得点力は7位で失点は少ない方から4番目攻撃力が例年の鳥取に比べて低い

チームの柱フェルナンジーニョはフル出場は難しく、代替え出来る選手が不在。

後半戦得点力を上げる事で昇格争いしてくると予想できる。

 

【藤枝】直近5試合を3勝2敗となり5位となった。

得点力2位で失点が多い方から3番目に関わらず5位につけている。

守備力が安定すれば確実に上位に来る。大石、森島、吉平の得点力は脅威だ。

森島が怪我から復帰してきて為、今後戦績を上げてくるのは確かと予想できる。

 

【岐阜】直近5試合を3勝1敗1分となり6位となった。1試合秋田との対戦が未消化。

得点力は5番目で失点は少ない方から4番目で攻守のバランスはまずまず。

J2から降格してきて初めてのJ3。敗戦相手は相模原、藤枝、C大阪U23、長野で昇格争う鳥取・熊本には勝利している。

 

高崎、前田、富樫、川西上のカテゴリーで活躍したベテラン・中堅選手を補強した。

強いのか、そうでないのか掴み所の無いチーム。ポテンシャルは高い為、未消化の秋田戦に勝利すれば一気に昇格レースに食い込んでくるのでは

 

 

【後半戦展望】

 

・秋田の無敗がいつまで続くのか。秋田対策は各チーム対策してくるはずだ。

 

・秋田にJ2ライセンス付与可否に関係なく、秋田が2位内を確保すれば昇格は1枠しかない。

 

・秋田・熊本の前半戦終了時の勝点は例年に比べて高い。この勝点以上を後半戦秋田・熊本が獲得するのは難しいと考える。出来過ぎの2チーム。

例年の昇格チームの前半戦勝点は長野位である。

 

・長野が直近5試合では戦績1位で連勝中。後半戦は間隔なく今週末から始まり、好調さを継続できる。

  

・長野は横山監督の戦術に全選手が応えられる状況に近づきつつあると感じる。

選手層が厚くなったとも言える。ハードワークは変えずに得点するための崩し、決め切る冷静さ、得点パターンをどれだけ引き出しに持てるか。

プレスからのカウンター多用大事な場面で得点する事でエース選手の確立!(候補者は何人もいる)

れが実現すれば昇格圏内を争える

 

・まずは2位熊本勝点6差を追撃して直接対決は長野ホームなのでUスタで叩く

 

今季の長野の特徴をより深化させ、昇格レースを楽しみたい

 

Uスタ完成してからパルサポになった身からすると、横山監督の目指したサッカーは間

 

違って無かったことを実感してるし、昨季まで後半戦始まる頃には長野は昇格レース関

 

係ない順位ばかりだった。昨季前半戦からずっと横山監督のサッカーを後押ししてき

 

た。最下位になっても、やっているサッカーは間違いないと。

 

 

だから今季は素直に嬉しい、楽しい、面白い!

 

選手達・監督・コーチに感謝しかない。

 

昨季までスローガンにしていた「一体感」を今季実感している。

 

だからこんなチャンスを逃したくないし、勢い付けて

 

千尋の谷から頂まで駆け昇りたい

 

 

「堅守多攻」のバランスと複数得点上げるサッカーの更なる後押し!

 

まずは今週末の鹿児島戦、ホームでやられた借りはアウェーで返す!ダブルは絶対させない!

 

#acnp #AC長野パルセイロ #J3前半戦終了から後半戦に向けて