2019年J3で昇格争いしたクラブと長野の比較
上表は前半戦(初節~17節)、後半戦(18節~34節)に分けて各クラブの戦績を掲載
優勝した北九州、準優勝の群馬、3位~の昇格争いした主なクラブとして藤枝、富山、熊本、鳥取、それと長野について比較してみます。上位対決は上位6クラブ同士の勝敗。下位対決は上位6クラブ以外との勝敗。
長野の上位対決は上位6クラブとの勝敗、下位対決は上位6クラブ以外との勝敗。
以下の上位・下位対決の(勝利、敗戦、引分)試合数を示してます。
【前半戦】
・熊本 …10勝4敗3分け、勝点33、得点27、失点20(得失差7)上位対決(4,1,0),下位対決(6,3,3)
・藤枝 … 9勝4敗4分け、勝点31、得点23、失点17(得失差6)上位対決(2,1,2),下位対決(7,3,2)
・北九州… 8勝3敗6分け、勝点30、得点22、失点14(得失差8)上位対決(2,1,2),下位対決(6,2,4)
・鳥取 … 8勝6敗3分け、勝点27、得点27、失点29(得失差-2)上位対決(0,4,1),下位対決(8,2,2)
・群馬 … 7勝5敗5分け、勝点26、得点28、失点17(得失差11)上位対決(1,3,1),下位対決(6,2,4)
・富山 … 6勝5敗6分け、勝点24、得点21、失点19(得失差2) 上位対決(2,1,2), 下位対決(4,4,4)
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・長野 … 3勝8敗6分け、勝点15、得点14、失点22(得失差-8)上位対決(0,4,2),下位対決(3,4,4)
上位の直接対決は熊本が圧倒し鳥取は全く勝てなかった。下位との対決では鳥取が最も
勝点高かった。鳥取は上位には勝てず、下位とは勝ったが得失差がー2の最低でバランス
が悪い。北九州・群馬・藤枝が鳥取と比較するとバランスが良い。
(熊本)得点力有るが、失点も上位の中では多く1点差での勝利が多かった。
(藤枝)得点失点のバランスが良かった。
(北九州)失点が最も低く、堅守が目立ち攻守のバランスが良い。
(鳥取)得点も有るが失点が最多で攻守のバランスが悪い。
(群馬)得失差が最も高く攻守のバランスが最も良い。
(富山)攻守のバランスが課題。得点力と守備力がイマイチ状況。
(長野)攻守のバランス最悪。点取れずに失点を重ねる悪循環。
【後半戦】
・群馬 …11勝2敗4分け、勝点37、得点31、失点17(得失差14)上位対決(1,2,2),下位対決(10,0,2)
・北九州…11勝3敗3分け、勝点36、得点29、失点13(得失差16)上位対決(1,1,3),下位対決(10,2,0)
・富山 …10勝3敗4分け、勝点34、得点33、失点12(得失差21)上位対決(1,1,3),下位対決(9,2,1)
・藤枝 … 9勝3敗5分け、勝点32、得点19、失点14(得失差5) 上位対決(2,0,3),下位対決(7,3,2)
・熊本 … 6勝5敗6分け、勝点24、得点18、失点19(得失差-1) 上位対決(0,2,3),下位対決(6,3,3)
・鳥取 … 6勝6敗5分け、勝点23、得点22、失点30(得失差-8) 上位対決(2,1,2),下位対決(4,5,3)
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・長野 …10勝3敗4分け、勝点34、得点21、失点12(得失差9) 上位対決(3,1,2),下位対決(7,2,2)
(群馬)得点力高く失点は少なく攻守のバランスが良い。勝点一番。
(北九州)失点が低く、得点力が上がり攻守のバランスが良い。
(富山)攻守のバランスが後半戦最も良い。得点力一番&失点最低
(長野)得点力は高くないが失点が富山と同じく最低に抑えることで1点差の勝利が実現し、攻守のバランスが格段上がった。前半戦の北九州の戦い方に似ていた。
(藤枝)前半戦と同様な攻守のバランスが良い。
(熊本)得点力が明らかに下がり失点は前半戦と同様なため、1点差の勝利が減り勝点が下がってしまった。
(鳥取)得点力が下がり失点は前半戦と同様で勝利が減り勝点が下がってしまった。
【総括】
前半戦と後半戦の攻守のバランスが良かった北九州、群馬、藤枝が上位で終わった。
やはり勝点挙げるには堅守が絶対条件である。
北九州と群馬が後半戦に得点力アップ&堅守に徹したことが昇格できた要因。
(群馬)後半戦入り、突っ走ったが青木と高澤のゴールゲッター二人が負傷で試合に出れない試合があり、その間、勝点上げられなかったが、終盤に高澤が復帰して辛うじて2位を確保した。高澤が復帰しなければ2位はどうだったかと思える。大黒柱のルーキーだった。
(藤枝)前半戦と後半戦が同様の攻守バランスで安定感は一番。シーズン通して守備力の強化が最も効果的だった。ただ群馬程の爆発的な得点力無かったために群馬と勝点同じだが得失点差で3位。森島はシーズン通してエースとしてチームの芯となる活躍。
(熊本)前半戦トップだったが明らかに後半戦得点力の低下と前半戦同様の失点により勝ちきれず勝点3の積み上げが減り攻守のバランスの悪化が失速の要因。
富山と長野は後半戦攻守のバランスを上げた。
(富山)後半戦の充実は素晴らしかった。得点力アップと失点の少なさを実現させ上位に食い込んだ。前半戦、6引分けを3試合勝利できてれば昇格できた。
(長野)前半戦攻守のバランスが最悪で、得点できずに1点取られて敗戦するという悪循環が続いたが、後半戦守備陣の安定感が向上。若いDF陣が試合を積み重ねて連携や経験を高めることで失点を低減させた。得点力が上がったことで1点差で勝利する試合が増えた。
やはり数字は真実を示してます。
【来季の長野】
今シーズン後半戦の戦いを来季最初から出来れば、昇格の可能性充分ある。
堅守の基礎は出来つつある。CBの浦上(#30)、遠藤(#26)、SBの内田(#18)、吉
村(#20)も更新となり後半戦の安定感が増したDFラインは継続できる。
更に有望な大学生の加入で競争による底上げが可能。またベテランのDF補強も1名は欲しい。
ボランチの補強は必要。岩沼(#6)の更新は本当に嬉しい。秋田から藤山選手が補強された。もう1名は最低補強したい。
東(#14)は攻守の要の役割を今年も発揮してくれた。
在籍期間最長となる東が若い選手が増える中、岩沼と共に鼓舞して引っ張って欲しい。
残るはFWの補強である。
宇野沢、津田、三上、竹下、斎藤が去り長野には絶対必要な補強ポイント。
やはり今季昇格争いしたクラブには良い補強をしている。群馬は青木(沼津)加藤(鳥取)、藤枝は森島等の得点源となるFWの補強で上位に進出した。やはりJ3の他チームで実績有るFWを補強するのが最も適している。
J2で結果出せなかったベテランFWはJ3では殆ど通用していない。
現在の補強情報(2019.12.24時点)
・小西日向(18/FW,MF)ユースからの昇格。パルセイロ史上初めてでは。地元選手でアマ契約。
・三田尚希(27/MF)ウ”ァンラーレ八戸から完全移籍。今シーズンJ3リーグ33試合10得点。長野県出身選手。
・藤山智史(25/MF)ブラウブリッツ秋田から完全移籍。秋田の主力ボランチ。
・広瀬健太(27/DF)アルビレックス新潟から完全移籍。栃木SC時代、横山監督の下でJ2昇格に貢献した。
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